シグナル伝達機構を利用したペクチナーゼ高活性麹菌の取得(1/1)
食品工業技術センター
シグナル伝達機構を利用してペクチン分解酵素活性を高めた醤油麹菌を取得することを最終的に目指して、醤油麹菌のエステル分解酵素遺伝子の誘導発現因子をコードする遺伝子(lipR1遺伝子及びlipR2遺伝子)の全塩基配列を決定した。タカアミラーゼ遺伝子プロモーターを用いて両遺伝子を高発現させたところ、マルトースを炭素源とするプレート上では両遺伝子高発現株は対照株と比較してエステル分解酵素活性が上昇することが認められた。このことより、ペクチン内のエステル分解力を高めた醤油麹菌の取得できたと推察された。
[農林水産バイオリサイクル研究事業]
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