基盤技術部
ステレオコンプレックス型ポリ乳酸(SC-PLA)は、通常のポリ(L-乳酸)に比べ融点が高く結晶化速度も速いことから、次世代ポリマーとして注目されている。本研究では、SC-PLAの更なる高性能化及び性能の多様化を目的として、種々の複合条件の検討を行った。その結果、SC-PLAを形成後、有機化処理酸化チタンと特定条件下にてコンポジット化することにより、SC-PLAを調製する過程でコンポジット化した場合に比べ、機械的強度が高く、耐熱性の高い材料を得られることが分かった。また本コンポジットは、ポリ(L-乳酸)に比べ著しく結晶化速度が速いことを確認した。
[(財)東海産業技術振興財団助成研究]
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