基盤技術部
色素増感太陽電池のフレキシブル化に向けて、樹脂製のフィルム基板上に負極(酸化チタン多孔膜)を成膜する技術を検討した。酸化チタン微粒子を用いて、電気泳動法により成膜した多孔膜では電池の出力は低いが、その多孔膜を4t/cm2以上で圧着させることにより、出力が向上することが分かった。交流インピーダンス測定の結果から、多孔膜が基板に密着し、抵抗が下がったためと考えられた。さらに、上記成膜法とゾルゲル法および無電解析出法による膜改質を組み合わせることにより、出力は向上し、光電変換効率が4.3%となった。
[シーズ発掘試験]
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