多孔質マグネシウム合金の開発(1/2)
工業技術部
マグネシウム合金切削屑を原材料に用いた多孔質金属の製造方法としてプリカーサ法を適用しその可能性を検討した。試薬マグネシウム粉に発泡剤を添加してプリカーサを作製し、多孔質体製造のための条件を求めた。また、AZ31Bマグネシウム合金切削屑を用いて効率的な合金粉末を得るための微細化方法の検討も行った。この結果、真空ガス置換炉を用いることなく、溶解用のカバーガスをマッフル炉に導入するのみで空孔率45%以上の多孔質金属を得ることができた。また、家庭用ミキサによる短時間の水中浸漬ミキシングにより切削屑からほぼ均一な微小片が得られることが確認できた。
[(財)天田金属加工機械技術振興財団研究助成]
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