工業技術部
ドリル(φ10mm、ハイス)、タップ(M10×1、ハイス)、フライス(φ60mm、超硬チップ)の切りくず吸引切削工具を開発し、切りくずの吸引性能について調べるため切削実験を行った。被削材が鋳鉄の場合、いずれの工具も吸引加工が可能であった。加工条件によるが、95%以上の切りくずを回収できることを確認した。一方、切りくずが長くなりやすいアルミニウム合金や炭素鋼が被削材の場合、タップでは吸引できたが、ドリルやフライスでは刃先近傍で切りくずが詰まり、製作した工具形状では吸引できないことが分かった。
[地域新生コンソーシアム研究開発事業]
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