耐衝撃性ハードコートの機能制御(2/2)
工業技術部
無機・有機物質をナノレベルで複合化することにより、耐衝撃性ポリカーボネート用ハードコートの作製を検討した。まず各原料の配合比率を調整、最適化したところ、透明均一かつ密着性良好、鉛筆硬度H(従来品と同等以上)の膜が得られた。さらに、ゲル化溶液を塗布し厚膜を作製、特性の向上を試みたところ、鉛筆硬度が3H~9Hの膜を作製することもできた。この膜は僅かにムラも見られるが、膜が厚い(数十μm)にもかかわらず、ひび割れが全く生じなかった。このため、若干の改良により均一な膜を得ることも可能と考えられた。
[地域新生コンソーシアム研究開発事業]
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