廃棄物解析評価(1/1)
工業技術部
ワイヤー入りタイヤチップを燃料として用いた場合は、燃焼残渣中の微細なワイヤーは1000℃以上の高温にさらされて著しい酸化が進み磁石による分離回収が困難であった。残渣からの溶出液中には高濃度のCaが含まれて高アルカリ性を示したが、有害金属に指定される元素の検出は認められなった。したがって、残渣は、廃棄物としての前処理をすることなく、産業廃棄物の「燃えがら」として処理できることが分かった。また、燃焼残渣などが溶解中のアルミニウム合金に及ぼす影響を調べた結果、アルミニウム合金の化学組成や機械的性質及び熱処理特性に影響しないことが分かった。
[地域新生コンソーシアム研究開発事業]
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