工業技術部
今回、新規に開発した“表面にカーボンナノチューブを成長させた新型炭素繊維(CCH)”を用いて、熱可塑性樹脂であるナイロン66(PA66)、あるいはポリプロピレン(PP)との複合材を試作し、その基本物性の評価を行った。その結果、CCHの添加は、PA66では放熱性や導電性に対する改善効果が高く、また、PPでは引張強さや曲げ強さなどの機械的物性に対する改善効果が高く、いずれも、ミルドカーボンファイバーを添加した従来の複合材より、優れた物性を有する複合材を開発することができた。
[経済産業省地域イノベーション創出研究開発事業]
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