三河繊維技術センター
ポリ乳酸に難燃性を付与することを目的として、ポリ乳酸とクレイおよびクレイ/リン系難燃剤併用系のコンポジットを製造した。製造したサンプルはクレイの添加量・リン系難燃剤の有無によらず、クレイの層間にポリ乳酸が挿入された構造を有していた。クレイの添加によりポリ乳酸は燃焼後に強固な炭化層を形成した。また、リン・窒素系難燃剤とクレイを併用した場合には、少量のクレイの添加で燃焼残渣が増加し、発熱速度が大きく減少した。両者の間には密接な相乗効果があるものと考えられる。
[財団法人内藤科学技術振興財団研究助成]
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