三河繊維技術センター
未利用・廃棄ケラチン含有物をケミカルリサイクルした新規の頭髪代替繊維素材の開発を目指した。アパレル裁断屑・毛髪・羽根等のケラチン含有物質から可溶化ケラチンを抽出するケミカルリサイクル技術を開発し、これをコラーゲン繊維にコーティングしたタンパク質再生毛髪の開発について検討した。その結果、従来の再生ケラチン繊維よりも強度が高く、パーマ液セット性等を有する新規繊維を開発できた。今後は、新たな技術課題として、連続加工技術、コスト低減策等を解決することで実用化が期待される。
[独立行政法人科学技術振興機構研究成果最適展開支援事業(A-STEP)]
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