三河繊維技術センター
自動車内装材用途を目的とした難燃繊維不織布の性能評価を行った。水平法燃焼試験 (JIS D 1201)及びJIS B 7751に基づく耐光性試験を実施した。試料はリン濃度の異なる着色難燃繊維綿(低・中・高の3グレード)を使用して不織布の作製を行った。燃焼試験結果から、各グレードの難燃繊維綿の難燃性に差が認められた。さらに、溶融滴下し測定開始点まで炎が伝播しない試料が多くみられ、燃焼面積測定による難燃性評価方法の有効性が示された。また、耐光性試験後の試料から色差を測定したところ各試料とも良好な結果となり、製品として十分な堅牢度を有していると思われる。
[経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業]
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