食品工業技術センター
液体系の食品中に固形の非金属異物が混入している場合は、磁気や電磁波を使った検出が難しく、通常液体が不透明であることが多いことから光による方法にも限界がある。そこで、超音波による流動性食品中の非金属異物検出に関する基礎検討を行った。医療用超音波診断装置を利用し、固形異物の超音波画像観察を行い、識別の可否を検討した。この結果、牛乳及び水中で静止した状態の毛髪やテグスの検出が可能であった。また、豆腐に埋め込んだプラスチック片(3.2mmφ)も検出することができた。
[財団法人科学技術交流財団知の拠点プロジェクト]
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