瀬戸窯業技術センター
本研究では、固体高分子形燃料電池用の無機-有機ハイブリッド型電解質膜の合成と評価を行った。合成した電解質膜は、無機ネットワークを主骨格としていることに加え、プロトン供与基として安定性の高いホスホン酸基を導入するため100℃以上の中温域で動作可能な固体高分子形燃料電池へ適用できる可能性がある。合成した無機-有機ハイブリッド膜に触媒層を接合し、単セルとして発電試験をしたところ、80-140℃の温度域で燃料電池として機能することを確認することができた。また、膜への触媒層の接合方法の検討により電池性能の向上が可能であることも分かった。
[独立行政法人科学技術振興機構研究成果最適展開支援事業(A-STEP)]
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