工業技術部
名古屋大学の超はっ水ナノ分子ペーパー技術を利用し、はっ水性に優れた滑り止めシートを開発に取り組んでいる。今年度はシートの親水化処理をロールツーロール方式の連続処理で対応できる大気圧プラズマ発生装置を開発したが、この装置の導入により、量産化を見据えた製品開発に繋げることができた。また、SAM処理はこれまで同様に熱CVD(気相法)による実験を試みたが、はっ水性に関しては、接触角が120°程度となっており良好な結果が得られた。次年度では、プラズマ発生装置に触媒及びSAM処理用の炉を取り付け、すべての試作工程を一体化した装置で行うことを目指す。
[財団法人科学技術交流財団愛知ナノテクものづくりクラスター成果活用促進事業]
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