工業技術部
針葉樹植林木の厚板内部まで均一で高堅ろう度な染色を得るため、熱硬化性樹脂と染料を混合含浸する染色加工法を検討した。樹脂の熱硬化により染料の溶出が防止でき、塗装工程に影響を及ぼすことのない堅ろう度が得られた。また、耐光性試験60時間後の色差はΔE*ab=約3.7と著しい変退色は見られなかった。さらに、圧密加工を兼ねて熱硬化することにより、表面硬さの向上を図ることができた。この染色加工法により、従来と比べて省エネルギーかつ高堅ろう度な染色を得ることができた。
[独立行政法人科学技術振興機構地域ニーズ即応型]
PDF形式のファイルをご覧になるには、無料ソフトウェアのAdobe Readerが必要です。
下のボタンを押してダウンロードし、インストールしてください。