工業技術部
ロケットエンジン部品として用いられるシリンダーの端面には、メカニカルシール面が存在する。この面の切削痕は同心円状に加工されることが要求される。組立ステージによって、試料をレベリング、及びセンタリングした上で、断面曲線を測定した。各断面曲線の位相をチャートから観察した結果、昨年度の試料では、一回転すると1ピッチ分だけ、位相がずれ、渦巻き状であることが確認された。一方、今年度の試料では、同心円状になっていることが推測され、切削痕の判別が可能になった。
[経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業]
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