三河繊維技術センター
有機繊維と無機繊維を用いた不織布を作製することができた。複合化した不織布の基本特性は、有機繊維単独の不織布と比べて通気性に関しては大きな違いはみられなかったが、引張強度が低下した。燃焼試験ではウールを50%、炭素繊維を50%用いることで、難燃性規格UL94- V0を達成することができた。また、炭素繊維には金属触媒を担持することができた。白金触媒を210℃まで温度を上げることにより触媒を活性化させて、トルエンを90%以上分解除去することが可能となったため、有機化合物分解除去フィルターとしての機能性が発現できた。
[独立行政法人科学技術振興機構シーズ発掘試験]
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