尾張繊維技術センター
通常のストレッチ織物は合成繊維を使用して伸縮性を発現させているが、合成繊維製造過程における環境負荷や紫外線劣化による伸縮性能の低下が問題となっている。また、近年、地球環境保護を始めとする環境意識の高まりによって、ポリウレタン繊維をはじめとする合成繊維よりも、生分解可能な天然素材の方が市場で好まれる傾向にある。このため、本研究では、消費者の天然素材志向に対応するエコストレッチ織物の開発を目指し、石油原料のポリウレタンなどの合成繊維を使用せずに、ウール、綿、シルク、麻といった「天然繊維100%だけでできたストレッチ織物」を開発した。
[独立行政法人科学技術振興機構地域ニーズ即応型]
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