尾張繊維技術センター
糸染め企業の技術ニーズとして、糸の染色加工技術を利用した新商品開発がある。このニーズに応えるため、カーボンナノチューブの分散液を糸にコーティングした導電性繊維の開発において、加工液の粘性、導電性、発熱性の評価を行った。その結果、コーティング液の粘度、糸の線抵抗、抵抗温度係数、発熱特性等を明らかにした。これら結果を加工工程に反映して線抵抗が10E+3~10E+9Ω/cmに可変出来る加工技術を確立し、帯電防止布帛、複写機用除電ブラシ、融雪マット、水タンク凍結防止用ヒーター、発熱膝掛け等の製品開発を行った。
[経済産業省地域イノベーション創出研究開発事業]
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