食品工業技術センター
キウイには、主要アレルゲンであるアクチニジン以外にも複数のアレルゲンが存在しているので、キウイ果汁の低アレルゲン化を実現するためには、全タンパク質を除去する必要がある。シリカ系セラミックスをキウイ果汁と接触させた結果、果汁中のたんぱく質が98%以上除去され、アクチニジンも約1/6000に減少した。セラミックス処理により、たんぱく質濃度の低下以外の成分変化は認められなかったが、官能的には、香りや酸味がやや低下した。
[独立行政法人科学技術振興機構シーズ発掘試験]
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