ナノクレイコンポジットによるポリ乳酸の難燃化(1/1)

担当

三河繊維技術センター

成果

ポリ乳酸への難燃性の付与は、その利用分野の拡大に向けて重要な課題の一つであるが、従来の有機系の難燃材では、添加量が多い、有機ガスを発生させるなどの問題があった。これらの問題を解決するために、反応押出成形装置を用いた連続溶融重合法を技術シーズとして、ポリ乳酸／クレイナノコンポジット材料の開発を行った。その結果、装置の改良、重合条件の検討によって、層間挿入型の構造を持つコンポジットを得ることができた。コンポジット化によりポリ乳酸の熱分解温度が向上し、ポリ乳酸の熱特性を改善することができた。

［地域ニーズ即応型］