食品工業技術センター
ホルムアルデヒド酸化時に発生する蟻酸を除去することを目的として、固定化酵素を作製し性能評価を行った。酸素には、空気中の酵素を電子受容体として蟻酸を酸化する蟻酸酸化酵素(FOX)を利用した。固定化担体にシリカゲルの多孔体を用い、固定化方法としてイオン結合、ペプチド結合,及びグルタルアルデヒド架橋を行ったところ、グルタルアルデヒド架橋を用いた場合に最も高い活性を示した。粗精製酵素液では、30℃の環境で7日目にはFOX活性がほぼ完全に消失したが、グルタルアルデヒド架橋した固定化酵素では、保存開始37日目において、30℃保存区でも80%以上の活性を維持した。
PDF形式のファイルをご覧になるには、無料ソフトウェアのAdobe Readerが必要です。
下のボタンを押してダウンロードし、インストールしてください。