基盤技術部
植物由来プラスチックであるポリ乳酸の耐衝撃性、成形性などを改善するため、種々のゴム成分及びプラスチックとのアロイ化を試みた。その結果、ポリ乳酸に、コア部がブタジエン系ゴム(MBS)のコアシェル型グラフト共重合体、多官能イソシアネート化合物、フェニルホスホン酸金属塩を添加後、一定条件下で溶融混練し、得られた成形体のアニーリングを行うことにより、結晶化速度を促進できるとともに、ポリ乳酸の耐熱性を30℃以上高め、さらに耐衝撃性を高衝撃ABS以上にまで飛躍的に向上できることが明らかとなった。
[シーズ発掘試験]
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