基盤技術部 [山本昌治、依田康宏]
光沢金属面は正反射光に比べ拡散反射光が極めて小さいので、アクティブステレオ法式等の拡散面を対象とした比接触三次元形状計測装置では計測困難な場合が多い。そこで、測定対象へ投影したパターン光の露出を変えて撮影する手法と、複数の観測点で撮影した点群データを合成する手法により、光沢金属面の直接計測を試みた。2乗平均表面粗さ0.13~0.26μmの研削加工曲面(寸法550×300×82mm、最大曲率500mm)を計測した結果、全計測面の98%の領域において有効な計測データが得られ、計測精度は0.6mmRMSであった。
[シーズ育成]
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