工業技術部 [福田聡史]
圧密加工は、低利用・低質木材の優れた高度利用方法として着目され、研究、製品開発が進んでいる。しかし、従来の加工工程では、プレスに要する熱エネルギーと加工時間に起因する生産コストが問題となり製品の開発・普及を妨げていた。本研究において、加工前試料に予め穿孔加工を施す新しい加工工程を検討した結果、プレスの温度を下げることなく連続加工ができるようになり、加工時間の短縮と加工エネルギーの節約が可能となった。穿孔は材料の強度・物性を低下させることが懸念されたが、その傾向は見られなかった。
[実用化検討に係る可能性試験]
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