木質バイオマス液化生成物の成形および材料評価(1/1)
基盤技術部
工業技術部
木質バイオマスの新たな利用技術の開発を目指し、木粉の熱水処理固形残渣を原料として自己接着成形物の調製を試みた。細管式レオメータによる試験の結果、熱水処理固形残渣は熱流動性を示すことが明らかになり、また、加熱加圧成形により樹脂様の成形物が調製できることが分かった。スギ木粉を熱水処理温度180℃~240℃で処理して得られた固形残渣の場合、処理温度が高いほど熱流動しやすく、成形物の外観はより黒色化してプラスチック様となり、曲げ強さは大きく、耐水性は高くなることが分かった。
[地域新生コンソーシアム研究開発事業]
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