基盤技術部
植物原料プラスチックであるポリ乳酸にゴム様の柔軟性を付与するために、熱可塑性エラストマーとの相溶化技術について種々の検討を行った。その結果、ポリ乳酸にPBAT(ポリブチレンアジペートテレフタレート)及び特定の有機過酸化物を高剪断力下で溶融混練後、特定の熱可塑性エラストマーと一定条件下でブレンドすることにより、各成分の相溶状態が良好で引張伸びの著しく高い柔軟な材料を得ることができた。本材料は、金型温度常温にて1~2分のサイクルで射出成形可能であることも確認した。
[シーズ発掘試験]
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