尾張繊維技術センター
ポリエステルのオリゴマーは、染色中に繊維内部から析出し、染料の凝集を誘発し目づまり事故を起こしたり、織編物製造工程で様々なトラブルの原因となっている。そこで、環境に優しい加工方法を考慮し、ポリエステル繊維を分解酵素で前処理することにより染色時のオリゴマー析出を抑制し、オリゴマートラブルを解消するための研究を行った。乾熱処理によりオリゴマーを繊維表面に移動させた後に、最適反応条件で酵素剤を作用させることにより、効果的にオリゴマーを除去することができた。
[(財)内藤科学技術振興財団研究助成]
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