食品工業技術センター
アンモニア酸化菌NIT3-1と脱窒菌Paracoccus denitrificans (Par)を用いたアンモニア分解について検討した。両菌の混合培養において、木節粘土系セラミックス担体を共存させると、アンモニア分解が効率的に進行した。乳酸ナトリウムの添加により、溶液中のアンモニアを初期の数%以下にまで分解できた。液中でアンモニアを分解する方式の装置を試作して、アンモニアガスを連続的に通気したところ、菌体を接種しない場合には通気直後からアンモニア除去率が経時的に低下したが、NIT3-1とParを接種した場合には、少なくとも11日間はアンモニアガスをほぼ100%除去できた。
[実用化検討に係る可能性試験]
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