工業技術部
軟質なスギ材の有効利用を図るため、表層部を重点的に圧密化し、密度勾配を設けることで傷付き易さを改善し、利用価値の高い床材の開発を行った。これは、木材の熱軟性を活かし、平板プレスの上盤を高温、下盤を常温の状態にして圧縮成形、一定時間保持することにより密度勾配を付与した後、更に密閉治具で水蒸気処理を施したものである。密度勾配付与については、加熱温度・保持時間等の条件を把握するとともに、床材として必要な評価試験を行い特性を把握した。
[シーズ発掘試験]
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